所長挨拶

ケネス・D・バトラー

Director

アメリカ・カナダ大学連合日本研究センターは2005-2006年度で設立43年目を迎え、これまでに1,400名を超える卒業生を送り出してまいりました。私は1967年から1977年、1995年から2001年、そして2003年から現在に至る三回にわたり、通算18年日本研究センターの所長を務めてまいりましたが、振り返りますと当センターが素晴らしいスタートを切ることができましたのは、主要スタッフとして極めて献身的で有能な教員を迎えられたことが何よりも大きかったように思います。そして現在に至るまで、教員のこの高い水準は維持されております。

センター設立当初は、上級日本語教育用の教材が何一つ存在しなかったばかりか、教授法も全く確立されておりませんでした。1967年、私は当時助教授を務めておりましたエール大学から1年の予定でセンター所長として派遣されましたが、40週間の集中プログラムの開発という課題を前に、1年という期間がいかに短いものであるか着任早々気付かざるを得ませんでした。そこでセンター代表委員会のメンバーやエール大学と協議の上、センター所長をより長く務めるためにエール大学を退職し、1967年からの10年間、当時副所長であった水谷修氏をはじめとする教員スタッフとともに一丸となり、他に類を見ないこのプログラムで何をどのように教えていくべきか研究に研究を重ねました。その甲斐あって基本的な教育内容と教授法を確立することができましたので、1977年に私は所長を退任し、以後18年間東京で国際ビジネスコンサルタントとしての業務に従事いたしました。

日本研究センターでは1977年以降も日本語教材の開発を継続し、プログラムに年々改良を加えてまいりました。近年は最新の技術を用いてコンピューター用日本語学習教材の開発を進めておりますが、このほど当センター制作のKanji In ContextをベースとしたCD-ROM教材が完成し、これにより漢字の習得に必要な時間と労力を大幅に軽減することが可能になりました。

本年度は20の大学から31名の学生がレギュラープログラムに入学いたしました。その20大学のうち、11校は日本研究センターの加盟校であります。

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所長 ケネス・バトラー

アメリカ・カナダ大学連合日本研究センター
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