日本研究センター周辺ガイド

学生のみなさんはもちろん日本語の勉強を目的としてセンターに通うのですが、自分のアパートとセンターとの間を往復するだけで9ヶ月間を過ごすとしたら、それはあまりにももったいないと言わざるを得ません。センターの位置する横浜みなとみらい地区は、首都圏における新しいビジネスの拠点であり、一大ショッピングセンターであり、また有数の観光地でもあります。積極的にこの環境を利用し、楽しんでしまいましょう。このページでは、センター周辺の主な名所を写真とともにご紹介します。(文責:Web担当 秋澤)

桜木町駅

IUCの学生は、ほとんどがこの駅を利用することになります。ここからランドマークタワーを経由して、IUCへと通うわけです。横浜市営地下鉄、JR根岸線、東急東横線が乗り入れていて、渋谷までは東急東横線で30分です。レストランや喫茶店などが多く、便利な場所です。喫茶店で長時間勉強をする学生もいます(心の広い店員さんに感謝しましょう)。上の写真は駅前広場なのですが、ここではよくアマチュアバンドが重そうな機材を持ち込んで様々なジャンルの音楽を演奏していたりもします。

桜木町駅のどちら側に出るかによって、二つのまったく異なる世界に行くことができます。東口には野毛商店街が広がり、そこではかつての横浜の雰囲気を残す多くのレストランや飲み屋があります。西口にはIUCのあるみなとみらい地区が広がり、日本の未来の都市像が分かります。

ランドマークタワー

IUCの学生が毎朝通りすぎるランドマークタワーは、日本で最も高いビルです。外から見上げると立派なので感激しますが、思わず口を開けて眺めていると、横を通りすぎる小学生に笑われてしまうので気をつけましょう(経験者談)。このタワーの1階から5階まではショッピングモール(ランドマークプラザ)になっていて、高級デザイナーブランドの店から比較的安い価格の店まで、多くの店が入っています。ショッピングと同じように、レストランも高級なすし屋、天ぷら屋から、マクドナルドやウェンディーズのような手ごろなファーストフードの店まであります。5階にはシズラーのサラダバーのあるフードコートがあり、地下には友人と夕食をするのに最適なレストランやビヤホールがたくさんあります。

さらに5階には有隣堂があり、ほとんどの学生が利用しています。ここには日本語の本だけでなく、あらゆるジャンルの英語の本や雑誌も揃えられていて、その点では有名な新宿紀伊国屋に優るとも劣らないと言えるでしょう。

13階にはフォーラム横浜があります。ここは読書室を備えたサポートセンターで、女性問題や国際協力に関する様々な日本語/英語の資料が揃っています。ここのスタッフは、IUCの学生を親切にいろいろ助けてくれます。読書室は研究や勉強にとてもよい雰囲気です。

文化施設としては、ランドマークタワーの隣に横浜現代美術館があります。

クイーンズスクエア

ランドマークプラザからIUCへと通じる通路も、大きなショッピングモール/レストラン街になっています。クイーンズスクエアと呼ばれるこの空間には、歩いて5分ほどの距離の中に3つのビルが並び(クイーンズタワーA, B, C)、独特の雰囲気が作られています。IUCからすぐ近くにあるので、学生が昼食をとる時によく利用しています。中心部にある吹き抜けのホール周辺は非常に高度なデザインによって作られていますが、その反面迷いやすいので気をつけましょう(経験者談)。

パシフィコ横浜(IUC)

クイーンズスクエアを抜けて陸橋を渡ると、現代的なコンクリートの広場に出ます。その一帯はパシフィコ横浜と呼ばれており、右手にある横浜国際協力センタービルの5階にIUCはあります。上の写真の階段状のビルが横浜国際協力センタービルで、その五階、右端にセンターは入っています。このビルにはほかにもいくつかの国際会議施設や国際機関が入っています。IUCがここに入ることができたのは、横浜市の全面的な支援によります。奥にある三日月状の建物はインターコンチネンタルホテルです。独特な形のビルですね。ヨットの帆をモチーフにしたこのビルは1991年に建てられました。

これらのビルの北には海に沿って広がる臨港パークがあります。公園の隣にはプカリ桟橋があり、そこから東京や横浜の様々な場所へ船で行くことができます。船を待つ間、隣の海に浮かぶレストランで横浜港やベイブリッジを見ながら食事を楽しむこともできます。

野毛

IUCの学生は超現代的なみなとみらい21地区で一日の大半を過ごすわけですから、庶民的で気楽な雰囲気が恋しくなることもあるでしょう。そんな時は、桜木町駅の「反対側」、野毛町を訪れてみたらどうでしょうか。野毛町は無数の飲み屋やレストランが狭い通りの隅々まで埋め尽くしている、人気の盛り場です。日本人サラリーマンの間でここが人気があるのは、歴史的価値があるからというよりも、居酒屋の料理がおいしくて安いからと言えるでしょう。でも、理由は何であっても、野毛が訪れる多くの人を魅了する場所であることは変わりません。写真は昼過ぎに撮影したのであまり人通りは多くありませんが、夜になれば……あとは皆さんの目で実際に確かめてみて下さい。

また野毛では毎年2回、野毛大道芸祭がおこなわれ、世界中からたくさんの大道芸人が集まり、芸を披露します。

中華街

ちょっとセンターからは離れますが、横浜といえばこの中華街を紹介しないわけにはいきません。中華街は、ビジネスの中心である関内と、ショッピング街である元町の中間に位置しています。ここは世界の三大中華街の一つで、いつ行ってもたくさんの人で賑わっています。IUCにいる間、毎晩中華街に食事に行っても、同じレストランに入らないですむぐらいたくさんの店がありますが、自分のお気に入りの店を見つけたほうがいいでしょう。目立ちませんが、レストランの間にはいくつかの輸入衣料の店があり、世界中のエスニックな服、アクセサリー、家庭用品が手に入ります。中国語に訳された日本のマンガが売っていたりもします。

お金がなくても心配しないでください。街をぶらぶらして、行き来する人々を見るだけでも興味深い発見があるでしょう。小声でなにやら怪しげな相談をするスーツ姿の男性達、はしゃぐ我が子を持て余す屋台のおばさん、携帯電話で数カ国語を自在に操りながら、早足で通り過ぎるモデル風の女性…。人生を感じます。

元町

中華街の隣のブティックが建ち並ぶ商店街、元町はしゃれた雰囲気を持つことで有名です。ここにはルイビトンやシャネルといった高級ブランドの店から、高校生でにぎわう古着屋まで揃っています。この街の目立った特徴は、ユニオンスーパーマーケットでしょう。ここでは、多くのアメリカの食べ物、外国の珍しい食べ物などを見つけることができます。元町の裏通りには、たくさんのパパママショップ、花屋、なかなか雰囲気のいい喫茶店やレストランなどが並んでいます。喫茶店の多くはセンターの学生が勉強したり、本を読んだりするのにとてもよい、静かな雰囲気を持っています。これら二つの通りの近くには外国人墓地や明治時代の西洋人居住区の歴史的な建築物があります。この近くには公園がいくつかあるため、林の中を散歩するのにとてもよい場所になっています。平日にはかなり静かですが、週末には観光客でにぎわいます。

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アメリカ・カナダ大学連合日本研究センター
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