アメリカ・カナダ大学連合日本研究センター レクチャーシリーズ

2024年4月26日(金) 13:00~15:00 パシフィコ横浜 横浜国際協力センター6階共用会議室

スタンフォード大学、日本へ進出!
アメリカ・カナダ大学連合日本研究センター(IUC) の知られざる前史

ケイト・ワイルドマン・ナカイ(上智大学名誉教授)フライヤー

2023年に還暦を迎えたIUCは、いかなる状況の中で誕生したか。その揺籃期を経験した二期生がIUCの歴史を探究し、それ以前の海外における日本語教授史を踏まえつつ、戦後日米教育・文化交流の知られざる側面に光を当ててお話しします。

ケイト・ワイルドマン・ナカイ (Kate Wildman Nakai)
上智大学名誉教授。1963年IUCおよびスタンフォード大学を卒業。1972年ハーバード大学にて博士号取得。1980年より2010年まで30年間にわたり上智大学にて教鞭を執る傍ら、1997年より2010年まで同大学が発行する英文日本研究学術誌『Monumenta Nipponica』の編集長を務める。専門は日本近世思想・社会史。近年は、上智大学の歴史も追究する。新井白石を取り上げた学術書の日本語訳が2002年に和辻哲郎文化賞を受賞。

日 時
2024年4月26日(金)13:00~15:00
会 場
パシフィコ横浜 横浜国際協力センター6階共用会議室
使用言語
日本語(通訳なし)
参加費
無料
申し込み
4月20日(土)までに、下のフォームからお申し込み下さい(定員50名先着順)。
お問い合わせ
アメリカ・カナダ大学連合日本研究センター 講演会係
[email protected]
主 催
アメリカ・カナダ大学連合日本研究センター (IUC)
本イベントは日本財団の助成により開催されます。

過去の講演

2022年11月12日(土) 10:00~11:30/日本時間  オンライン講演会

外交通訳と日米関係
Diplomatic Interpreting and U.S.-Japan Relations

レフテリ・カファト(元米国国務省外交通訳)フライヤー

本講演では、個人で行う語学習得とプロの通訳トレーニングとの主な違いについて説明します。また、外交通訳の基本的なプロトコルを紹介し、日米間の会議で起こる具体的な課題について解説します。そのほか、日米同盟におけるコミュニケーションのあり方をいかに改善すべきか、さらにデジタル技術が通訳業界全般に与える影響などについても触れていきます。

レフテリ・カファト (Lefteris Kafatos)
2002年IUCを卒業。ミドルベリー国際大学院にて日英会議通訳の修士号、カリフォルニア大学サンディエゴ校にて国際情勢の修士号を取得。フリーランス通訳として経験を積んだ後、米国国務省で、約6年間、オバマ元大統領、トランプ前大統領、バイデン大統領の外交通訳を務める。現在は、外交通訳に関する講演を行う傍ら、日米同盟、日本の政治・外交政策、東アジアの安全保障に関する研究を続けている。

日 時
2022年11月12日(土)午前 10:00~11:30/日本時間(質疑応答含む)
媒 体
Web会議システム “Zoom” (Zoom の使用が可能な方のみご参加いただけます)
使用言語
日本語(通訳なし)
主 催
アメリカ・カナダ大学連合日本研究センター (IUC)
本イベントは日本財団の助成により開催されました。

2021年11月17日(水) 10:40~12:10/日本時間  オンライン講演会

ミルク&砂糖入りの緑茶
日本がアメリカのカップを満たした時代

ロバート・ヘリヤー(ウェイクフォレスト大学歴史学科准教授)フライヤー

アメリカは紅茶の消費量が多い国の1つですが、日本では緑茶、とりわけ煎茶が好んで飲まれています。本講演会では、ウェイクフォレスト大学で教鞭をとるロバート・ヘリヤー准教授が、両国で人気の高いこれらの飲料がかつて密接にかかわっていたという知られざる事実を明らかにします。茶農家へと転身した旧幕臣にはじまり、貿易商として活躍した講演者ご自身の先祖に至るまで、茶の貿易に携わった人々の数奇な人生を生き生きと描写し、両国民の生活および消費財の貿易の歴史を紹介するのみならず、両国において定着している日常的な習慣が、実は外国の影響を大いに受けていた点に新たな洞察をもたらします。

ロバート・ヘリヤー (Robert Hellyer)
ウェイクフォレスト大学歴史学科准教授。1994年IUCを卒業。2001年スタンフォード大学にて博士号取得。近世・近代日本史が専門で、これまで『Green with Milk and Sugar: When Japan Filled America's Tea Cups』のほか、『Defining Engagement: Japan and Global Contexts, 1640–1868』と『The Meiji Restoration: Japan as a Global Nation』(共編)を上梓。

日 時
2021年11月17日(水)午前 10:40~12:10/日本時間(質疑応答含む)
媒 体
Web会議システム “Zoom”
使用言語
日本語
主 催
アメリカ・カナダ大学連合日本研究センター (IUC)
本イベントは日本財団の助成により開催されました。

2020年10月24日(土) 9:00~10:15/日本時間  オンライン講演会

2020年米国大統領選挙と
関係

グレン・S・フクシマ(米国先端戦略研究所上級研究員)フライヤー

米国先端戦略研究所の上級研究員であるグレン・S・フクシマ氏をお招きし、オンラインによる講演会を開催します。日本の政権交代と11月3日のアメリカ大統領選挙が、今後の日米関係にどのような影響を及ぼすのか。米国通商代表部や在日米国商工会議所会頭などを歴任され、長年にわたり日米関係において活躍して来られたフクシマ氏が、政府・ビジネス・政策研究での豊富な経験に基づいて分析します。

グレン・S・フクシマ (Glen S. Fukushima)
米国先端戦略研究所上級研究員。米国カリフォルニア州出身。
スタンフォード大学 (BA)/ハーバード大学大学院 (MA, ABD)/ハーバード・ロー・スクール (JD)。
1985年より米国通商代表部で対日対中政策を担当。日本 AT&T 副社長、エアバス・ジャパン社長、在日米国商工会議所会頭などを歴任し、2012年より現職。
IUC 支援者で構成される IUC Leadership Board の委員を長く勤める。

日 時
2020年10月24日(土)午前 9:00~10:15/日本時間(質疑応答含む)
媒 体
Web会議システム “Zoom”
共 催
アメリカ・カナダ大学連合日本研究センター (IUC) 、 日本財団

2019年11月15日(金)6:00~7:30pm 国際文化会館 岩崎小彌太記念ホール

宮崎駿の世界-闇の中の光

スーザン・J・ネイピア(タフツ大学教授)  フライヤーpdf

2019年11月発売予定

当代最高のアニメーション監督と言われる宮崎駿氏は、単に優秀なアニメーターであるだけでなく、ストーリーテラーで、ファンタジー世界の創造主として最高位にあり、また熱心な社会批評家でもあります。情熱的で時に激情的なこのアーティストが発信するメッセージは、美的感覚にあふれながらも教訓的で、強い影響力がありますが、それは、宮崎作品が人生を賛美しつつ、現代社会に潜む心の闇や生きることの難しさも表現しているからでしょう。本講演では、こうしたメッセージの出所である彼の芸術と人生の両面を探り、内向的で本好きの若者が20~21世紀の偉大な芸術家の一人となるまでを、日本アニメ研究の第一人者であるネイピア教授がたどります。

スーザン・J・ネイピア ハーバード大学および大学院で学士号・修士号・博士号を取得後、同大学及びペンシルベニア大学、慶應義塾大学で訪問教授、シドニー大学で客員研究員を務める。テキサス大学オースティン校の日本研究教授を経て、現在タフツ大学修辞学教授。日本文学、ファンタジーとアニメ、また映画・アート・文学作品における異文化ファンタジーとSFを専門とする。数多くの記事や論文を執筆。著書5冊のうち、『Anime from Akira to Howl’s Moving Castle, From Impressionism to Anime』 (St. Martin’s Griffin, 2005) / 邦題『現代日本のアニメ「AKIRA」から「千と千尋の神隠し」まで』(中央公論社、2002) 、『From Impressionism to Anime: Japan as Fantasy and Fan Cult in the Mind of the West』 (Palgrave MacMillan, 2007) 、『Miyazakiworld: A Life in Art』 (Yale University Press, 2018)(邦訳近刊)の3冊が日本のアニメを題材に書かれている。ハーバード大学在学中にアメリカ・カナダ大学連合日本研究センターで日本語を学ぶ。

日 時
2019年11月15日(金) 6:00~7:30pm
会 場
国際文化会館 岩崎小彌太記念ホール
共 催
アメリカ・カナダ大学連合日本研究センター (IUC) 、 日本財団
協 力
国際文化会館
用 語
日本語(通訳なし)

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